(続き)付きあって数か月後

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nanbusen.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

彼の話し方がちょっとキツくなっても、

会話になっているうちは、

まだ、よかったのだ。

 

徐々に会話ができなくなっていく。

 

まず、LINEは激減。

しょっちゅう彼から送ってきていたのに、一気に減った。

 

これは単純に、男の人にありがちな

「慣れてきて自分のペースに戻る」

ってやつかな?とも思っていた。

(もしかしたらそれもあるのかも…笑)

 

ただ私が送っても既読スルーがめちゃめちゃ増えた。

「調子悪くて返事するの大変なのかも」

とも思ったので、

放置はしない程度に、

ちょっとずつ量は減らしていくことにした。

 

ここには冷静な感じで書いてるけど、

当時はLNEを減らしたらそのまま離れていくんじゃないかと

すごく不安だったし、

スルーが続くとショックで、よく泣いていた。

 

そして電話。

私が話しかけても頻繁に無視されるようになる。

本当に酷い時は、

「もしもし」

って言った後、一言も会話がなかったこともあった。

でもなぜか、彼からかけてきてくれていた。

 

きっと、調子が悪くなると

相槌打ったり、

返事を考えて話す、っていうのが

とっても労力が要ることなんだと思う。

 

覚悟してたとはいえ

思っている以上にキツイ。

無視をされるのはツラい。。

 

「病気のせいだからしかたない」

って割り切れたら楽なんだろうけどね。

やっぱりこちらも人間だから、

存在を否定されてるように感じてツラい。

あとでこっそり泣いたりした。

 

だけど、彼はもっとツラい状況だった。

 

---話したいのに言葉がでてこない---

---せっかく話せる時間なのに、口が動かない---

---言葉が出たところで相手を傷つけるようなことを言ってしまう---

---それのせいで離れていってしまったらどうしよう---

---やっぱり話せない---

うまく言えないけど簡単に言うとそんな感じ、と、後から言っていた。

それすらも考えられないような時も多いみたい。

ただひたすらネガティブ思考に落ちて出られなくなるようだ。

 

なんかこう、文章で彼の気持ちを書くと軽く見えてしまうけど、

おそらく病気のそれは、私の想像をはるかに超えている。

なった人にしかわからない。

次元が違う。

気の持ちようなんかじゃないのだ。

 

話せなくても毎回彼から電話をかけてきてくれることは、

苦しかったけど、嬉しかった。

 

今は調子悪いと全然連絡してこなくなったからね(笑)

 

毎日ちゃんと薬を飲んで、

本当に少しずつだけど、調子が戻っていった。

普通に話せるまで、確か半年くらいかかったかな。

 

自分もまぁよくがんばったと思う。

えらかった!!!(笑)

 

 

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